本記事では2021年6月24日に発売されたswitch用タイトル「ワースライフ」をプレイした感想と評価をお伝えします。
筆者は約40時間プレイしてクリアしました。
購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

どんなゲーム

概要

2021年6月24日にHAKAMAより発売された任天堂switch専用ダウンロードタイトル。
牧場物語やルーンファクトリー等のスローライフの代名詞ともいえるタイトルに携わってきたスタッフによる新作タイトル。
価格は税込み2,980円

ゲームシステム

最近では見ることが少ない2D横スクロールゲーム。
絵本のような絵柄と2Dがマッチしています。

絵本のような紙っぽい質感を感じるデザイン

ストーリーは、クリスタルが不調で世界に異変が起きたため解決する方法を探してね!というもの。

ゲーム内容は、魔物と戦ったり農業をして野菜を収穫したり、魚を釣ってそれらを調理することができます。

魔物を倒し食材や装備を強化する素材を獲得できます。

手に入れた食材は他の材料や調味料と合わせて料理にすることができます。
料理は食べることでHPを回復したり一時的なバフ効果を得ることが可能です。

レッツ調理!レシピも80種ほど!豊富でなにを作るか迷います。

本作では、魔物を倒してレベルを上げることもできますが、農作業や釣りをしてもレベルを上げることが可能です。
ただレベルが上がるごとに必要経験値が増えるため、なにかに特化しているとレベルが上がりづらく、均等に上げる必要があります。

レベルは「狩り」「農作業」「コミュニケーション」「釣り」の合計したもの

釣ったり作物が取れると経験値が入る

農業と釣りと狩りをしながら主人公を育て、ストーリーを進めるといったことが大きな流れです。

アピールと呼ばれるパッシブスキルのようなものもあり、装備することで体力が上昇したり、取得経験値量が増えたりと様々な効果を得られます。
装備できるポイント数はレベルが上がると増えていきます。

どのアピールを装備するか悩む

評価

価格が2,980円と安価でフルプライスのパッケージタイトルと比較すると半額以下で楽しめるゲーム。
その点を踏まえて評価するとそこそこ楽しめる良作ではありますが、ファンタジーライフや牧場物語(ルーンファクトリー)感を期待していると「あれ?」という物足りなさを感じます。それはスローライフ感がほとんどないからだと感じました。
想像していたスローライフは釣りをして、レアな魚が釣れたから売ってお金にして、そのお金で新しい作物の種を買って育てて売って...というもの。
しかし本作では作物や釣った魚はほどんど使用することがないバフ(料理)や装備の強化アイテムとして消えることになります。
更にきついのは店でも普通に売ってるんです...釣った魚や作物たち...
金策も簡単にできちゃうので釣る意味はレベリングの他に意味がなく、店で買えば解決する...といったスローライフからは程遠い、集金ゲームになっています。

作物や魚類は一通り購入できる

ストーリーを進めるには、単調なおつかいゲーといった印象で「〇〇を持ってきて!」が9割ほどです。
まとめてNPCから受けた依頼を消化する作業となってしまっています。

キャラクター通しの掛け合いなどが少なく、筆者は助けたキャラと一緒に冒険したりしたい。
困っているキャラクターをただ助けて終わりは少し悲しい。
そのため、2回・3回と助けるイベントがあると、はいはい...と助ける気持ちがなくプレイしてしまいます。

キャラクターと会話やプレゼントを上げて好感度を上げることで親友になることができますが、親友になっても一緒に戦ってくれることはなく、定期的に作物などのアイテムをくれるというもの。
結婚システム等のキャラクターと親密になれる要素が欲しかったです。

好感度MAXでもセリフ変化などもなく、もっとデレてほしい。

ただ、ここまでマイナス要素を上げましたが、バランスとしてはよくできており、クリアする時には1本ゲームを遊んだ!という達成感があります。
更にまだ楽しめると感じる「マルチエンディング」要素があります。
クリアした後も、クリアする前からリスタートできるので、全ての分岐を体験することが可能です。

武器の強化も楽しく、どの属性を強化していこうか悩む瞬間はRPGをプレイしているな!と感じられる時間でした。
各マップにボスなどいると強化した武器の使いどころもあるのですが、ボスがいないため現状モンスターをいかに早く倒せるかの為の強化になっている点は残念です。

属性や攻撃力を上げることができます

ジャンルが「ボクとワタシ流ファンタジーゲーム」ということで自由度が高いことを伺える作品ではあるが、想像よりも自由度が低く、決まったプレイをすることになったのが特に残念でした。

低年齢層でもプレイしやすい新設な設計ではあるため、ゲームに不慣れな子供が楽しむにはベストなゲームだと思います!

まとめ

面白いと感じた点

  • 武器の強化
    どの属性を強化するか、悩む時間が楽しい。
    どんどん強くなる武器を持って序盤のマップに行くと成長を感じられます。
  • 素材集めをする時間
    効率良く強化できるドロップ率の低い素材を集めるのが楽しい。
    時間帯によってもドロップ率が変わるため、夕方になったら〇〇のMAPに行こうと計画するのが楽しいです。
  • どんどん生活が楽になるシステム
    親友や家を貸した住人が増えると定期的にアイテムが貰えます。
    特に売ればお金になるアイテムが貰えるのが嬉しい。
    まさに不労所得です(ある意味スローライフなのかも)
  • マルチエンディング要素
    色んな結末を見ることができます。
    その分岐点を探すのが楽しいです。
    魔王軍と仲良くしたり、喧嘩したり...試してみてください。

微妙だと感じた点

  • 2D横スクロール故の欠点が多く残っている
    高さのあるマップの縦移動(ジャンプ)が面倒くさい
    マップ移動するには必ず端から端へ移動しないとダメ。
    ワープも決まった位置から決まった位置にしかできないため移動が面倒くさいです。
  • 痒い所に手が届かない
    武器を強化する際に何度もボタンを押す必要がある。まとめて強化等できれば良かった。
    朝・夕方・夜の切り替えが早く、定期的なカーテンが少し邪魔でした。
  • スローライフ要素が少ない
    スローライフ要素が少ないです。
    農業・釣り・家を建てる・素材集め・・・くらいなもので、もう少し楽しめる要素が欲しい。
    建てた家も住む住人が決まっているので、自由度も低い。
    動物を育てたり、マイホームを建てたり、時には親友と住んだり、スローライフゲームってそういうものでは...?
    素材を使って、家具を作ったり...他のスローライフゲームに引っ張られて、期待値が高くなってしまっている筆者ですが、おそらくこれらを期待したユーザーは多くいると思います。
  • キャラクターとの親交をもっと深めたい
    親友になったらそれ以上好感度が上がらず、結婚システム等あると嬉しい。
    姫様に作った料理を貢ぎまくったのでもっと色々な会話がしたかったです。

    姫様には毎日ドラゴンの肉を使った料理を差し出していましたw

     

こんな人におすすめ
・アクションやコマンドRPGが苦手でもゲームを楽しみたい
・作物を育てたり釣ったりするのが好き
・武器を強化するための素材集める時間が好き

©2021 HAKAMA inc. all rights reserved.

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事